高校サッカー選手権で見逃せないMF&FW11人。「スルーパスが全国有数レベル」「大会の主役になれる可能性」の逸材ばかり (2ページ目)

  • text by Matsuo Yuki

成立学園のMF陣田成琉 photo by Tsuchiya Masashi成立学園のMF陣田成琉 photo by Tsuchiya Masashiこの記事に関連する写真を見る陣田成琉
じんだ・みのる(MF/3年/成立学園・東京都/171cm、64kg)

「スルーパスだけでいったら、全国でも有数のレベル。空間にボールを出せる。浮き球もそうだし、足元もそうだし、空間をパッと見つけて、そこに出せる能力は相当なレベルです。横浜FM ジュニアユース追浜でもレギュラーだったそうで、昨年まではボランチをやっていたんですけど、本人はやっぱり前でやりたいという意欲があって、今年はトップ下みたいなポジションでプレーしています。成立学園自体がやっぱり基本的にみんな技術が相当高いチームなので、彼に合わせられる選手が周りに揃っているというのも大きい。実際に試合で見たら、面白いと思いますよ」(土屋氏)

東山のMF真田蓮治 photo by Morita Masayoshi東山のMF真田蓮治 photo by Morita Masayoshiこの記事に関連する写真を見る真田蓮治
さなだ・れんじ(MF/3年/東山・京都府/172cm、67kg)

「単純に好きな選手です(笑)。3月のフェスティバルで青森山田相手に40mくらいのとんでもないシュートを決めたんです。アラートな守備が売りの青森山田がこんなのを決められてしまうのかと。どうしてもチームメイトの阪田(澪哉)くんに注目が集まるので、個人としても悔しいという思いがあるはず」(土屋氏)

「攻守に顔を出せる選手。松橋(啓太)選手が守備のフィルター役を担えるので、この2人はいいボランチコンビですね」(森田氏)

近大和歌山のMF畑下葵 photo by Morita Masayoshi近大和歌山のMF畑下葵 photo by Morita Masayoshiこの記事に関連する写真を見る畑下 葵
はたした・あおい(MF/3年/近大和歌山・和歌山県/174 cm、67kg)

「相当いい選手です。昨年の選手権1回戦で流経大柏を倒したチームで活躍したんですけど、ボールも触れるし、展開もできるし、ロングスローも飛ばせる。3年生になった今年はより存在感が出て、今年は"近大和歌山=畑下葵"。課題だったゴールへの意識もすごく高まって、存在感を見せる年にしたいと言っていたし、監督も『こういう言い方をしてはいけないけど、畑下のために全国に行きたい』と話していたぐらい。それぐらいキャプテンとしても選手としてもやってくれている選手です」(森田氏)

「昨年の選手権1回戦で見たのですが、とにかくロングスローがすごかった。ハーフウエーラインぐらいからどんどん投げて、陣地挽回をさせていた。バネもあるし、キックも上手なので、もう1回見たいと思っていた選手ですね」(松尾氏)

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