福田正博が熱く推薦。UAE戦メンバーに加えるべき国内組が2人いる (6ページ目)
大胆な策だと思われるかもしれないが、ボランチとして招集することを提案したいのが高萩洋次郎だ。2014年まで広島でプレーし、その後はオーストラリアのシドニーに移籍してACLを戦い、2015年途中から昨年までは韓国KリーグのFCソウルを経て、今年からFC東京でプレーしている。開幕前はボランチが課題と思われていたFC東京だが、高萩が中盤で攻守に存在感を発揮していることが開幕の好スタートに繋がった。
海外クラブを経験したことでフィジカルの強さと守備力が向上していることに加え、広島時代はトップ下をつとめただけにパス能力も高い。代表としての経験値もユース世代から年代ごとの代表で中心としてプレーし、2013年の東アジアカップではA代表も経験している。海外を含めたさまざまな環境でプレーし、精神的なたくましさが増している30歳は、代表招集されても自分を見失うことなく、求められる役割をしっかりと果たしてくれるはずだ。
最終予選は8月にオーストラリア、9月にサウジアラビアという強敵が待ち構えるが、次のUAE戦がW杯出場をかけた大一番と言っても過言ではない。昨年9月にホームで黒星を喫した相手でもあり、日本サッカー界の総力を上げて「勝ち点3」を掴み取ってもらいたい。
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