前半互角も、後半崩壊で2連敗。コンサドーレに蘇る「5年前の悪夢」 (4ページ目)
昨季まで横浜に所属していた兵藤も「(失点して)気持ちが沈んだけど、僕たちに下を向いているヒマはない」と語った。その通りだと思う。2012年に昇格した際は開幕戦こそ引き分けたものの、その後7連敗。ずるずると黒星を重ね、「負の連鎖に陥っていった」と、当時キャプテンを務めていた河合は振り返る。
次節はセレッソ大阪を迎えてのホーム開幕戦だ。セビージャから復帰した清武弘嗣の今季初出場が予想されており、厳しい試合になるのは間違いない。それでもここを落とせば、5年前の苦い記憶がいやでも蘇る。なんとしても連敗を食い止めなければならない。
J2王者の前に広がるイバラの道。それはある程度予想されていたことでもある。しかし、どれだけトゲを踏んでも前進していかねばならない。
「(次節は)ホームでサポーターが待っている。ここは結果がすべて。一週間、いい準備をするよ」と5年前を知る重鎮の河合は気を引き締め、前を見据えた。
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