福田正博が期待する東アジア杯ハリルJの「新戦力」

  • 津金一郎●構成 text by Tsugane Ichiro

 8月2日から中国の武漢で始まる東アジアカップに臨む日本代表メンバーが発表された。欧州組を招集せずに国内組だけで編成したが、気候条件や日程なども含め、過酷なアウェーの環境でどういった戦いを見せてくれるのか興味深い。

国内組だけで東アジア杯のメンバーを構成したハリルホジッチ監督photo by Osada Yohei /AFLO SPORT国内組だけで東アジア杯のメンバーを構成したハリルホジッチ監督photo by Osada Yohei /AFLO SPORT また、今大会は韓国や中国も欧州組を招集していない。そのため、それぞれの国のリーグの実力を推しはかる舞台になるといえる。現在のJリーグがどの程度の力を持っているのか、どれぐらいのレベルにあるのか、この大会から見えてくるはずだ。

 本田圭佑、岡崎慎司、香川真司ら、海外組が外れた攻撃陣は、新たな選手たちがアピールする舞台になる。FWの軸になるのは宇佐美貴史(G大阪)だろう。左サイドに宇佐美を置き、1トップには興梠慎三(鹿島)と川又堅碁(名古屋)のどちらかが入り、右サイドを永井謙佑(名古屋)と浅野拓磨(広島)が争うのではないか。

 アジアの戦いにおいては「高さ」は大きな武器になるため、川又にはヘディングからの得点を期待したい。永井と浅野はどちらも絶対的なスピードが武器の選手だけに使い方が重要になる。スペースがないと特長を発揮しにくいタイプだけに、監督がどう判断して起用するのか注目したい。

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