柿谷も山口も扇原も。誰もが認めた「フォルラン効果」
久しぶりにJリーグにやってきたビッグネームが、早くもその力を見せつけた。
2月15日、セレッソ大阪がファジアーノ岡山(J2)と練習試合を行ない、注目のデェイゴ・フォルランが先発出場で対外試合デビュー。後半18分に交代で退くまで多彩な攻撃をリードし、前半30分には"J初ゴール"まで叩き出した。
来日後、初の練習試合でいきなり結果を出したフォルラン。 待望のゴールは突然だった。
チャンスには程遠そうな、自陣深い位置でのセレッソのスローイン。自らスローインをし、リターンパスを受けた左サイドバックの丸橋祐介がやや苦し紛れに大きく蹴り出し、ボールは相手DFラインの背後に落ちた。
フォルランは瞬間的にマークを外してボールを追うと、ゴールまで25mほどの位置からトラップすることなく、ワンバウンドして落ちてきたところを左足でダイレクトボレー。前に出ていたGKの頭上を抜く、鮮やかなループシュートでゴールネットを揺らした。
驚きのスーパーゴールにも、フォルランは何事もなかったかのように語る。
「サイドバックのマル(丸橋)から(DFラインの)裏へいいボールが出て、はずんでいるときにGKが前に出てゴールから離れているのがわかった。長いサッカー人生の中で遠目からのシュートは得意にしているし、右足でも左足でも蹴れる」
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