藤田譲瑠チマが語る、ベルギーでのプレーに活きている世代別代表とJリーグでの経験 (2ページ目)

  • 中田 徹●取材・文 text by Nakata Toru

 U-23日本代表のことで言うと、『アジアカップのA代表を見ればわかるとおり、簡単な試合はひとつもない。相手チームの流れが今まで以上に多くなるから、そういったなかで日本は耐える時間が長くなる。今のうちに、そのことに慣れておいてほしい』という話がありました」

── 大岩監督の「ふだんのポジションとは違うかもしれないけど」という話ですが、藤田選手はU-23日本代表でもシント・トロイデンでもボランチを務めていますよね?

「シント・トロイデンではダブルボランチの一枚をやっていますが、トップ下のようにプレーする時間帯もある。僕はこれまで、そんなにトップ下をやってきたことがないので......」

── 4月から5月にかけてカタール・ドーハでパリ五輪アジア最終予選があります。グループステージでは、韓国、アラブ首長国連邦、中国と同じ組になりました。激戦が予想されます。

「アジアカップのA代表を見ていて『どこの国が一緒になっても簡単じゃない』という思いはあったので、強いと言われている国を早めに倒せたらいいなと思います」

── 東京五輪ではトレーニングパートナーとして合宿に帯同しました。あの時の経験は今に生きていますか?

「これまで経験したことのない雰囲気だったので、すごくよかったと思います。あそこで経験したことを自分も発信していきたい。

 でも『あの時は、ああいった感じだった』ということは言いません。自分のなかに一度、あの経験を取り込んで自分の言葉として発信しています。U-23日本代表では、自分が味方に要求していく回数が増えたと思うので、トレーニングパートナーの経験は今に生きていると感じます」

── まずはアジア予選を突破しないことには始まりませんが、その先を見越してパリでの目標は?

「いや、自分はまだ考えられないですね。言われたとおり、アジア予選を突破したわけじゃないですし、自分もまだメンバーに選ばれたわけではないので。それよりも、今の自分はシント・トロイデンのことで精一杯。それは代表に選ばれた時に考えればいい、と自分は思っています」

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