「ここでやるしかねぇ!」U-17日本代表のラッキーボーイがまたも得点 若きタレント軍団がW杯でさらに奇跡を起こすか (3ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki

 そして、全員の頑張りに応えるように大事なところでゴールを決めてくれるラッキーボーイの誕生。今のU-17日本代表は、こうした短期決戦を勝ち上がる雰囲気が出来上がりつつあるように見える。

 森山監督も喜びを噛みしめるように言う。

「この大会も、三者三様でまったく違うキャラクターの3チームと戦って、すごくいろいろ考えることとか、体感することとかがあった。すごく成長できた3試合だったかな」

 これで勝ち点を6に伸ばした日本は、得失点差によってグループ3位となったものの、1位のアルゼンチン、2位のセネガルとは同勝ち点。堂々たる決勝トーナメント進出を果たしたと言っていい。

 とはいえ、結果として3位通過となったことで、次戦は日本にとっては不利な条件が多い試合が待っている。グループBを首位通過したスペインとの対戦が決まり、森山監督が語る。

「(日本の選手は)ここでかなり疲弊していると思うので、中2日でどれだけ戻していけるか。(日本は長距離移動がある一方で)スペインは移動もせず、中3日で、しかも(グループリーグ第3戦の)ウズベキスタン戦はかなり主力も休ませ、『追いつかれたけど、まあいいか』ぐらいの余裕の戦いをしている。でも、それも含めて(U-17)ワールドカップなので、そのハンデを楽しんで、食らいついていこうと思う」

 高岡もまた、名のある強豪との対戦が決まり、自然と言葉に力がこもる。

「A代表も(ワールドカップの)グループステージでスペインとやって勝てたので、自分たちも貪欲に戦えば勝てると思う。自分たちもひとつになってグループステージを突破したのはすごくいいことだし、これからもっとみんなが自信をつけて、自分も結果を出して、ベスト16の壁を乗り越えたい」

 決戦を前に課された条件は厳しい。だが、彼らならそれすらも乗り越えてしまうのではないだろうか。

 そんな期待を抱かせるだけの雰囲気が、今のU-17日本代表には確かにある。

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