久保建英?三笘薫? 日本代表で最も欠かせない選手は...識者10人が選んだのは誰か (5ページ目)

【ボランチは人材が不足している】

清水英斗(サッカーライター)

1位:遠藤航/2位:伊東純也/3位:三笘薫/4位:板倉滉/5位:守田英正/6位:浅野拓磨/7位:鎌田大地/8位:冨安健洋/9位:菅原由勢/10位:久保建英

 ボランチは人材が不足している。エルサルバドル戦(6月)で伊藤敦樹がぶっつけ本番デビューを果たした背景には、試合状況の余裕もあるが、それ以上にボランチの大器を発掘する必要があったからだ。

 守田英正の代わりは鎌田大地や田中碧を入れて再構築することも考えられるが、遠藤航の代わり、6番は不足している。つまり現状、遠藤は最も欠かせない選手だ。

 2位と3位に両ウイングを入れたのは、今の森保ジャパンがウイングの個の力から逆算して立ち位置を整えるチームになっているから。個人が与える影響が特に大きいふたりだ。

 一方、冨安健洋は上位でもおかしくない選手だが、ケガの多さから、計算しづらい選手であることは否めない。下位に置くしかなかった。

【前田大然&浅野拓磨は森保一監督が重宝してきたふたり】

篠 幸彦(スポーツライター)

1位:冨安健洋/2位:伊東純也/3位:三笘薫/4位:遠藤航/5位:守田英正/6位:鎌田大地/7位:板倉滉/8位:久保建英/9位:前田大然/10位:浅野拓磨

 9月のドイツ戦で見せたように、相手が強豪国であるほど冨安健洋の守備力、経験値は重要度が増す。それだけでなく、ボール保持時のビルドアップ、フィード能力も影響力は大きい。

 伊東純也、三笘薫の両翼の打開力は最大の武器で、強豪国相手にも脅威となる。遠藤航と守田英正のボランチは日本の屋台骨で欠かせないコンビだ。

 鎌田大地はライン間で起点となり、プレスも的確で攻守に貢献度が高い。スピードとスケールアップした守備力でラインを高く押し上げられる板倉滉は冨安と現状ベストのセンターバックコンビ。

 定位置こそ掴めていないが、久保建英のクオリティは右ウイング、トップ下どちらに入ってもトップクラスであることは間違いない。カタールW杯でも戦術的に重要な役割を担った前田大然、浅野拓磨は、森保一監督が重宝してきたふたりだ。

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