久保建英?三笘薫? 日本代表で最も欠かせない選手は...識者10人が選んだのは誰か (4ページ目)

【30代の選手が進化している】

六川則夫(サッカーカメラマン)

1位:伊東純也/2位:遠藤航/3位:浅野拓磨/4位:三笘薫/5位:久保建英/6位:鎌田大地/7位:冨安健洋/8位:菅原由勢/9位:中村敬斗/10位:前田大然

 1位にした伊東純也はスピード系にして、30歳を超えてもなお進化続けている。その姿は、日本サッカー界の最大のサプライズ。サイドではなく真ん中で起用したい。同じく30歳を超えた遠藤航も進化系だ。しかし、所属チーム、リバプールでの出番の少なさが気になる。3位は浅野拓磨にした。決定力の高さは誰もが認めるところ。速さにうまさが追いついたと言えるだろう。

 三笘薫は絶対的サイドアタッカーだ。今後、第2第3の「Mitoma Style」が世界中から出てきそうなほどのインパクトがある。久保建英はやはり右サイドの先発で使いたい。鎌田大地はとにかく理解不能なトップ下というイメージ。冨安健洋はアーセナルでレギュラーをとってほしい。

 菅原由勢は若くして成熟している、年齢不詳のサイドバックだ。中村敬斗は三笘とポジションを争うライバル。それだけでも存在価値がある。最後のひとりは前田大然にした。あの瞬間移動のプレスを再び見たい。甦れダイゼン!

【堅固な守備がチームの土台】

西部謙司(サッカーライター)

1位:冨安健洋/2位:板倉滉/3位:遠藤航/4位:守田英正/5位:三笘薫/6位:伊東純也/7位:久保建英/8位:鎌田大地/9位:古橋亨梧/10位:上田綺世

 1~4位までの4人は最重要なユニット。ひとりでも欠けると機能性は落ちる可能性があり、4人全員いなければ別のチームだ。

 堅固な守備はチームの土台。センターバックの冨安健洋、板倉滉は前後に守備範囲が広く、このコンビだからコンパクトネスが実現する。

 鬼気迫るボール奪取能力をみせるのが遠藤航、守田英正のコンビ。遠藤はやや守備寄り、守田は攻撃時に左インサイドハーフとして振る舞う。守備と組み立ての両面で負うところは大きい。

 三笘薫、伊東純也は攻撃のエース。サイドバックに攻撃面の負担が軽く、編成の前提になっている。久保建英は切り札、鎌田大地はひと味違うゲームコントロール能力が光る。古橋亨梧、上田綺世はセンターフォワードを争うゴールゲッターとして9、10位とした。

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