164cmの小兵MF三戸舜介は異例の存在 J2→J1のステップアップに「大きな壁、大きな挫折はまだない」 (3ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • photo by Getty Images

── アルビレックス新潟からの獲得オファーを受けたのは、いつですか。

「U-17ワールドカップが終わってすぐだったので、高2の冬でしたね。それまでは、親が心配性なのでセカンドキャリアのことも考えて『大学へ行ったほうが選択肢も広がるんじゃないか』ってめちゃめちゃ言われていましたし(苦笑)、プロを目指しながら大学も視野に入れていたんですけど、新潟から話があってからはプロ1本で考えました」

── ほかにもオファーがあったと聞きますが、なぜ新潟を選んだのですか。

「その時アルビはJ2でしたけど、やっているサッカーがいいなと思ったし、スペインのサッカーが好きで(当時の)監督がスペイン人のアルベルト(・プッチ・オルトネダ)だったので、その下でやってみたいなっていうのがありました」

── 高校3年時には特別指定選手として、すでに新潟の練習にも参加しています。

「その年は(新型コロナウイルス感染拡大で中断期間が長く)過密日程の連戦だったので、試合にも出られるんじゃないかという気持ちもあって、練習に参加させてもらいました。1回目は2週間、2回目は1カ月くらいだったので、トータルで1カ月半くらいでしたね。結局、試合には出られなかったですけど、いい経験になりました」

── 高校生がプロの練習に参加してみて、課題を感じたことはありましたか。

「正直、あのころが一番、体が動いていた感じがあって......。うーん......プロでやっていけそうにないなと思うことはなかったです。そこで自信がついたというか、いけそうだなって感じていました」

── 実際、プロ1年目から25試合に出場。その感覚は間違っていなかったことになります。

「でも、特別指定で練習参加した時より、プロに入ってからのほうが、そこでの厳しさや難しさを感じました。時間が経つにつれて気づいた......という感じです。練習参加の時はあまり考えていなかっただけ......なのかもしれないですけど(苦笑)。

 たぶん(それまで試合に出ていたのに)試合に出られなくなったり、ちょっとの時間しか出られなかったり......という状況になってみて、初めて感じ出したんだと思います」

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