日本ハム・ファイターズガールのオーディションに「レベルがものすごく高い」女性たちが殺到 激戦の審査の裏側に密着 (3ページ目)

  • 武松佑季●取材・文 text by Takematsu Yuki
  • 立松尚積●写真 photo by Tatematsu Naozumi/神谷年寿●動画 movie by Kamiya Toshihisa

【笑顔、涙...選ばれた12人は?】

 そして、ついに最終審査が終了した。

 午後5時過ぎ、34人が固唾をのんで見守るなか、12人の合格者が発表された。落選者はそのまま解散となるが、なかには顔を手で覆って号泣し、立ち上がれない参加者もいた。

最終審査のあと、合格者がその場で発表される最終審査のあと、合格者がその場で発表されるこの記事に関連する写真を見る 一方で、笑顔がこぼれるのは自身のエントリーナンバーが呼ばれた合格者たち。しかし、一様に浮かれている雰囲気はなく、気はしっかりと引き締めたままという印象を受けた。

 審査員にオーディションを振り返ってもらった。前出の小崎さんが話す。

「Fビレッジ(エスコンフィールド)が始まって2年目になるので、パフォーマンスやエンターテイメント、ファンサービス、ホスピタリティの強化という面で純粋に一生懸命やってくれるメンバーがほしかったです。

 最終審査も我々が想像していたよりもすごくハイレベルで、審査が大変でした。今年は北海道移転20周年。たくさんのエンターテイメントを打ち出す予定なので、ファイターズガールと一緒に盛り上げて、たくさんのお客さまに楽しんでいただきたいです」

オーディションにみごと合格した12名オーディションにみごと合格した12名この記事に関連する写真を見る 続いて松田さんが語る。

「みんなそれぞれいろんな準備をしてきてくれて、あっという間にオーディションの時間が過ぎました。印象に残っている自由審査は、ビール売りを実演してくれた子ですね。

 すごくいいところを持っている人がたくさん集まってくれたので審査も大変だったけど、いいメンバーに決まったんじゃないかと思います。審査のポイントは思いきりのよさ。遠方から来てくれた方も多くて、北海道で活躍するんだという覚悟と熱い思いを感じました」

 審査員も絶賛のファイターズガールの2024年新メンバー。いったいどんな個性を持っているのか。

後編<元ビールの売り子、他球団から移籍、双子そろって合格...「即戦力」が選ばれたファイターズガールの新メンバー>を読む


プロフィール

  • 武松佑季

    武松佑季 (たけまつ・ゆうき)

    雑誌ライター。1985年、神奈川県秦野市生まれ。編集プロダクションを経てフリーランスに。インタビュー記事を中心に各メディアに寄稿。東京ヤクルトファン。サウナー見習い。

3 / 3

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る