NPB通算97勝の久保康友はドイツにいた 「チームが『選手募集!』を貼り出してたんです。バイトのあれと一緒」 (2ページ目)

  • 鈴木智貴●取材・文・撮影 text & photo by Suzuki Toshiki

── ドイツで日本人対決。どんな気分ですか?

「やっぱうれしいですよ。上のほうに行けば行くほど、やっぱり日本人は増えてくるんですけど、この趣味くらい(のレベル)まで落とすと、みんな来ない(笑)。生活できるような給料も保証されてないから、やっぱ来ないですよね。そうなると結局、知っている人間がいない。だから、NPBでやっていたっていう人間がいると『おっ!』とは思いますよね」

── 試合前、村田投手から事前にコンタクトはありましたか?

「ないです、ないです。先週いきなり(ボンが村田投手の入団を発表)だったんで」

── ドイツで日本人対決は、これまでなかったのですか?

「NPB出身者ではいませんね。独立リーグ(を経験済み)の選手はいるんですよ。ドーレン・ワイルド・ファーマーズのキャッチャー(中村耀大/元・埼玉武蔵ヒートベアーズ)とか」

誰か知らない人にマッサージしてもらう久保康友誰か知らない人にマッサージしてもらう久保康友この記事に関連する写真を見る── ボン戦では8回に降板し、試合後にベンチでトレーナーからマッサージを受けていました。どこか痛めたのですか?

「いや、初めてですよ。(マッサージをしてくれた人が)誰なのかも知らないです(笑)。たぶんウチのサードをやっている選手のつながり......?

 試合後に一緒に写真を撮ったあと、何か言われたんです。だけど理解できなかったんで、トランスレーターを使って『なんや?』って言うたら、マッサージみたいなジェスチャーをして『来い』と。その時になって初めて『あ、マッサージをする人やったん?』って知りました(笑)」

── ふだんから登板後はしっかりと体のケアをされているのだと思っていました。

「ここ何年もマッサージなんて、してもらってないですよ」

── あらためて、ドイツにはどういう経緯で?

「僕の知人が元プロ野球選手なんですけど、彼が去年イタリアだったかな......ヨーロッパに行っている時に『(現地のプロ野球に関する)情報を集めてくれない?』って言っておいたんです。もともとヨーロッパに興味があったので。彼がつながりを作ってくれたんです。

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