WBC3度出場の内川聖一が語る中国戦の難しさ「勝って当然と思われるのがいちばん怖い」 (4ページ目)

  • 阿佐智●文・写真 text & photo by Asa Satoshi

 試合後、内川に今回の中国代表の印象を尋ねると、こんな答えが返ってきた。

「以前と比べて、確実にレベルアップしています。当たり前のプレーが当たり前にできるようになった印象ですね。チームの雰囲気もよく、どんな点の取られ方をしても『次、次っ』っていう姿勢は昔と同じですね」

 最後に、日本戦を前に中国代表に何かアドバイスはあるかと質問した。内川は「僕は日本側の人間ですよ」と笑いながらも、こうエールを送った。

「実際にどういうピッチャーが投げるのかわかりませんし、どういう試合をすれば......というのは言いにくいですけど、野球というゲームを通じて、こうやって今日も対戦できたのはうれしいですし、中国代表には(ソフトバンク時代の同僚の)真砂勇介もいるので楽しみです。いい試合を期待したいですね」

 6年ぶりの開催となるWBC。中国は日本代表相手に"ジャイアントキリング"を虎視眈々と狙っている。

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