スワローズに激震が走った1週間。「内川聖一がクラブハウスに...」「山田哲人の車が...」 (5ページ目)

  • 島村誠也●文 text by Shimamura Seiya
  • photo by Sankei Visual

 今年のオープン戦期間中、高津監督は若手選手についてこんなことを話していた。

「物足りなさと言うと失礼になりますけど、レギュラーが出ないと得点できない、一軍のピッチャーが投げないと抑えられない......そういうふうに考えると、まだそこの差があるのかと。ただ今年だけでなく、先のことを考えるとレギュラー陣に少しでも近づくとか、エースに近づくとか、成長していかないといけないと思っています。アピールは別として、成長していくために(レギュラー陣の)いいところを見習って、追いつき追い越せの気持ちで、言葉は古いですけど、根性出して頑張ってほしいですね」

7月15日

 ヤクルトは18日から20日までの戸田での二軍戦の中止を発表。夕方には伊藤智仁コーチが陽性判定を受けたことを発表した。

 一軍は、横浜スタジアムでのDeNA戦が雨天中止。松元監督代行は電話取材に対応し、二軍から昇格した若手についてこうコメントした。

「負けたからと下を向くことはないし、試合は続くわけだから常に前向きでやってもらいたい」

7月16日

 De NA戦にサヨナラ負けを喫し、今季2度目の4連敗。それでも2位の広島とは12.5ゲーム差。

 やがて離脱した選手たちが戦列に戻り、今回緊急昇格した、とくに若手たちがこの経験をプラスにできれば、チーム力はさらに増すはずだ。これまでにない大きな困難を乗り越えた時、"チームスワローズ"はどんな戦いを見せてくれるのだろうか。

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