山本昌が早川隆久のフォーム論に驚き「40歳で気づいたことを22歳でしている」 (5ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Sano Miki

山本昌 あと、プロとアマの一番の違いは「医療」ですから。トレーナーを含めると、各チームだいたい8名くらい医療スタッフがついています。まずは医療スタッフにしっかりと相談すること。あとは無理をするところを見定めることかな。たとえば、早慶戦になれば、多少は無理しなきゃいけないでしょう?

早川 そうですね。

山本昌 プロでも無理をしなきゃいけない試合もあるけど、たとえば3日休めば治るケガを1カ月〜半年のケガにしてしまうともったいない。まずは自分の体をよく知ること。「ここはいかなきゃいけないけど、ここまでは大丈夫だろう」と認識を持っていれば、大丈夫だと思います。

早川 すごく参考になります。

山本昌 僕は足首を脱臼したことがあるけど、ありがたいことに肩もヒジもどこにもメスが入ってない。だから50歳まで投げられた。しっかりと肩甲骨を開いて投げられる人は非常に少ないですんですけど、早川くんは全然問題ないので。そのままのスタイルを貫いてください。

早川 ありがとうございます!

後編に続く

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