松坂世代の独立リーグ監督はコロナで大打撃。励みは「ヒーロー」の活躍 (2ページ目)
その後、大西は店に来たお客の縁で、BASEBALL FIRST LEAGUE(※)の06ブルズの理事となる。だがこの時は、チームに少しアドバイスをした程度で、深入りすることはなかった。
※2009年から2013年まで活動した関西独立リーグ(初代関西独立リーグ)と一部の球団が共通するが、運営母体は異なり、2014年に新たに始まった独立リーグ。2018年12月に関西独立リーグ(2代目)となる
ちなみに、大西が現在監督を務めている堺シュライクスとの関係は、代表の夏凪一仁(なつなぎ・かずひと)との交流から生まれた。
「夏凪は堺ビッグボーイズのチームメイトでした。彼は大手人材広告会社に勤めていて、その頃からうちの店にやってきて、よく話をしていました。そのあと、退職してカフェをやっていたのですが、突然、独立リーグを立ち上げることになったんです。
その時もいろいろと話をしましたが、僕が飲食店をやりながら家族と過ごす日々を大切にしているのを知っていたので、『監督をお願いしたい』とは絶対に言ってこなかった。だから、第三者的に『頑張れよ。なにかあったら言ってくれ』と。ところが、本拠地が堺に決まって、ちょうど子どもたちも幼稚店に行くタイミングだったこともあり、監督を引き受ける気になったんです。ただし『焼肉店をやりながら』という条件で」
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