里崎智也に「奇跡のパートナー」。YouTubeチャンネルの戦略を明かす (3ページ目)

  • 寺崎江月●取材・文 text by Terasaki Egetsu

袴田 でも、里崎さんのチャンネルは広告がつくのが早かったですよね?

里崎 チャンネル再開後、すぐにドラフトがあって(関連動画に)注目してもらえたのが大きかったですね。継続して見てもらえるように、話す内容も動画であることを意識しています。

 テレビなどのメディアはつけっぱなしにして見ている人も多く、野球に興味がない人の目にも触れることになるので、素人から玄人までがわかる説明をしないといけません。いわゆる"オールラウンダー"になる必要があります。その点、YouTubeは見たい人しか見ないので、より深いことを説明したり、尺が自由なところを生かして言いたいことをすべて伝えたり、ということができています。

袴田 動画に対する視聴者さんのコメントなど、反応が早いのもいいですね。

里崎 そうですね。批判的な意見があっても、僕はまったく気にしないですけど(笑)。僕を上回る、悩ませるような理論を持ったコメントがまだない、というほうが正しいかな。

袴田 里崎さんのメンタルの強さに驚きました(笑)。以前は、「炎上してみたい」ともよく言っていましたよね。

里崎 批判は称賛の裏返しですよ。あの張本(勲)さんの「喝!」のコーナーも、それに対して「何か言ってやろう」という人が多いから、あれだけ注目されているわけです。そういったパワーとエネルギーがある視聴者はありがたい。だから僕ら配信者側は、「コイツは何を言うんだ?」と思ってもらうのが大事です。

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