大谷翔平がドジャースのMVPトリオのなかで見せる新たな姿 元巨人のマイコラスも恨み節 (3ページ目)

  • 三尾圭●取材・文 text by Mio Kiyoshi

 思うように勝ち星を伸ばせないが、まだパニックボタンを押すには早すぎる。シーズン100勝を記録した昨季もシーズン最初の24試合は今季とまったく同じ13勝11敗だったが、そこから白星を積み重ねていった。

 162試合を戦うメジャーのレギュラーシーズンはスプリントではなくマラソンレース。MVP受賞経験者が3人続く強力打線を誇るドジャースは、今季もここから調子を上げていくはずだ。

 ドジャースが大谷に約1000億円の投資をしたのは、ワールドシリーズで世界一を奪回するため。そのために、この長いレギュラーシーズンで活躍を続けながら、10月にピークを持っていく。

 ワールドシリーズを制覇できなければ、名実ともに"MLB史上最強トリオ"の称号は得られない。

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