大谷翔平は5億ドル、山本由伸も2億ドル超え? 日本人歴代メジャーリーガーの契約総額トップ20と比較してみた (4ページ目)

  • 宇根夏樹●取材・文 text by Une Natsuki

【18位】城島健司
3年2400万ドル(約25億円)
<2009年~2011年/年平均800万ドル>
シアトル・マリナーズ(延長契約)

【19位】川上憲伸
3年2300万ドル(約20億円)
<2009年〜2011年/年平均767万ドル>
中日ドラゴンズ→アトランタ・ブレーブス(FA)

【20位タイ】松井秀喜
3年2100万ドル(約25億円)
<2003年〜2005年/年平均700万ドル>
読売ジャイアンツ→ニューヨーク・ヤンキース(FA)

【20位タイ】秋山翔吾
3年2100万ドル(約23億円)
<2020年〜2012年/年平均700万ドル>
埼玉西武ライオンズ→シンシナティ・レッズ(FA)

 日本プロ野球からメジャーリーグへ移った時に、総額1億ドル以上の契約で迎えられたのは田中(現・東北楽天)だけだ。ただ、松坂、ダルビッシュ、吉田の場合、契約総額と移籍金を合計すると、メジャーリーグの球団の支払い額は1億ドル以上となる。

 かつてのポスティングは、最高額の移籍金を入札した球団だけが、その選手との交渉権を得ることができた。それぞれ、レッドソックスは5111万1111ドル11セント(約60億円)で松坂、レンジャーズは5170万3411ドル(約40億円)でダルビッシュの交渉権を落札した。ちなみに、マリナーズはイチローとの独占交渉権を1312万5000ドル(約14億円)で落札し、3年1408万8000ドル(2001年〜2003年/約16億円/年平均470万ドル)の契約を交わした。

 吉田の移籍に際し、オリックスがレッドソックスから受け取るのは1537万5000ドル(約21億円)だ。総額9000万ドルに対し、移籍金は2500万ドルまでの20%(500万ドル)、2500万ドルを超える分から5000万ドルまでの17.5%(437万5000ドル)、5000万を超える分の15%(600万ドル)という内訳になる。

 この割合は、今オフの山本にも当てはまる。総額2億ドルの契約なら、オリックスが得る移籍金は3187万5000ドル(約47億円)だ。

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