MLBポストシーズン開幕。ダルビッシュ有、菊池雄星、プホルス...ワイルドカード進出の8チームを紹介! (5ページ目)

  • 岡本“MOBY”拓也●文 text by Okamoto “MOBY” Takuya
  • photo by AP/AFLO

<ナショナル・リーグ>

超強力2枚看板は健在

◎ニューヨーク・メッツ(第4シード)/101勝61敗

【先発予想】
Game1:マックス・シャーザー
Game2:ジェイコブ・デグロム
Game3:クリス・バシット

 6月1日の時点で最大10.5ゲーム差をつけて首位にいたメッツだったが、昨季世界一のブレーブスに追い上げられ、9月30日からの直接対決3連戦でスウィープされた。結局、ナ・リーグ東地区では101勝61敗とブレーブスと同率ながら、直接対決の結果によって7年ぶりの地区優勝をさらわれワイルドカードへと回った。

 ただ9・10月は18勝13敗とチーム状態は決して悪いわけではない。昨年のポストシーズン4登板で防御率2.16、キャリアを通じて初のセーブも記録したマックス・シャーザー、そして対パドレスの通算成績は6勝3敗、防御率1.28と相性のいいジェイコブ・デグロムの先発二枚看板が期待どおりの快投を見せてくれれば、突破の期待も高まる。

 今季ナ・リーグ打点王のピート・アロンゾ、そして彼の前を打つ今季ナ・リーグ首位打者に輝いたジェフ・マクニールやフランシスコ・リンドーアを中心とした強力打線も自ずと機能するはず。

 対戦相手であるパドレスと比べて、レベルが上であることは間違いない。これまでポストシーズンで結果を残すことができていない名伯楽、バック・ショーウォルター監督の采配も気になるところ。

5 / 8

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る