イチローとマーリンズの相性が良い5つの理由 (4ページ目)
昨年のマーリンズは、代打の打率がメジャー25位の.184と、決して良くありません。イチロー選手の勝負強さは、マーリンズにとって貴重な武器となることでしょう。確実にチャンスをモノにしていけば、「第4の外野手」として挑むイチロー選手の出場機会は必ず増えてくると思います。
「控え外野手」と「第4の外野手」は、まったく意味が違います。メジャーは選手に休養を与えながら長いシーズンを戦うので、「第4の外野手」の存在は必要不可欠なのです。日本とは選手起用の考え方が違うので、イチロー選手がプレイする場面は決して少なくありません。きっと今シーズンも、我々ファンの期待に応えてくれるようなビッグプレイを見せてくれることでしょう。
著者プロフィール
福島良一 (ふくしま・よしかず)
1956年生まれ。千葉県出身。高校2年で渡米して以来、毎年現地でメジャーリーグを観戦し、中央大学卒業後、フリーのスポーツライターに。これまで日刊スポーツ、共同通信社などへの執筆や、NHKのメジャーリーグ中継の解説などで活躍。主な著書に『大リーグ物語』(講談社)、『大リーグ雑学ノート』(ダイヤモンド社)など。■ツイッター(twitter.com/YoshFukushima)
4 / 4