山本昌がセンバツで力投した12投手を解説 中日で一緒にプレーした投手の息子の評価は? (4ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro

熊本国府戦で14奪三振の快投を見せた阿南光の吉岡暖 photo by Ohtomo Yoshiyuki熊本国府戦で14奪三振の快投を見せた阿南光の吉岡暖 photo by Ohtomo Yoshiyukiこの記事に関連する写真を見る吉岡暖(阿南光/182センチ・85キロ/右投右打)

独特な足の上げ方が印象的なフォームですが、ボールが出てくる位置が高く、強く腕が振れるのでこれだけのスピードボールが投げられるのでしょうね。左右のブレが少ないコントロールも魅力的で、フォークなどの縦変化もいい曲がり方をしています。もう少し左肩が捕手方向へと移動できると、ボールが低めに集まってさらによくなりそうです。あとは時折、リリース時に手首がわずかに寝る時があって、シュート回転が強くなる傾向があるようです。せっかく体を縦に使えるフォームなので、リリース時に手首を立てられれば縦軸のきれいなストレートをコンスタントに投げられるようになるはずです。

4 / 11

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る