BCリーグのドラフト候補5人 「一日に米9合」の剛腕投手、川﨑宗則らにアドバイスを受ける俊足の外野手も (4ページ目)

  • HISATO●取材・文・撮影 text & photo by HISATO

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霞ケ浦高→茨城アストロプラネッツ

174cm 84kg 右投左打

 高卒1年目で開幕からマスクを被った捕手。霞ケ浦高校からはNPBを目指さず、BC茨城に入るためにプロ志望届を出した。ポップタイム(捕手が盗塁を阻止するために目安として計測される時間)は1.95秒前後をコンスタントに出す。勝負強いバッティングも印象的で、BC選抜でもタイムリーを放つなど打撃をアピールした。

 BC茨城の色川冬馬GMは、選手時代は5カ国でプレーし、引退後はイランやパキスタンなどさまざまな国で代表監督を務めた異色の経歴を持つ。海外のトライアウトチームを主宰するなど、海外への"窓口"のような存在となっており、外国人選手も含めた素材を見つけ出して育成する術に長けている。

 選手たちには、「若いうちこそ無理をする時」と試合後にもウエイトトレーニングを課す。ただ体重を増やすのではなく、意識も含めたマインドセットを施し、各々に必要なものを理解させた上でのフィジカル作りに力を入れる球団だ。高卒ルーキーの日渡も「自分は体重を増やすのではなく、体脂肪率を減らして筋量を増やす体作りをしました。ウエイトは試合後でも毎日しています」と語る。

 チームに多い外国人投手とのやりとりは「なんとかジェスチャーでこなした」と言い、150キロ級の投手たちを相手にマスクを被り続けた。シーズン途中にはホセ・コリーナ捕手(元メッツ3A)が入団し、支配下期限の7月末まで在籍したが、コリーナからも技術を教わった。普通の高卒ルーキー捕手にはあり得ないような経験を、独立リーグの1年で積んできた。

 送球難な時期もあって苦しんだが、少しずつ修正して8月頃には安定した送球ができるようになり、BC選抜の試合では落ちついた送球で肩をアピールできていた。目指すは、「森友哉さんのような打てる捕手」。スケールの大きな捕手になっていくことを予感させる19歳だ。

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