井口資仁が夏の甲子園を沸かせた佐々木麟太郎ら11人の好打者を診断 太鼓判を押した伏兵は? (5ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

夏の甲子園で2試合連続本塁打を放った履正社・森田大翔夏の甲子園で2試合連続本塁打を放った履正社・森田大翔この記事に関連する写真を見る森田大翔(履正社/三塁手/179センチ・70キロ/右投右打)

甲子園で2試合連続ホームランを放った右の強打者ですね。力感なく構えてグリップを体の前に置き、ボールを呼び込む際に引いてトップに入る打ち方。下半身と連動できた時は、すばらしい飛距離を生み出します。彼のポイントはひとつ、グリップの引き方だけです。早い段階でグリップを引いて、そこから打ちにいく寸前にもう一度引く。いわゆる「二度引き」になっています。二度引きをするとタイミングが遅れやすく、変化球に泳がされやすくなってしまいます。トップに持っていく感覚は人それぞれですが、グリップを引く動作は1回でバチッと決められると理想です。

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