山本昌が解説するセンバツで光った10人の好投手 「早い段階にプロで活躍できる」「こんなサウスポーがいたのか」と絶賛したのは? (4ページ目)

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

昨年夏の甲子園でも活躍した仙台育英の高橋煌稀昨年夏の甲子園でも活躍した仙台育英の高橋煌稀この記事に関連する写真を見る

髙橋煌稀(仙台育英/183センチ・86キロ/右投右打)

昨年夏、仙台育英の初優勝に貢献し、今春もベスト8に進出した好右腕です。140キロを超えるストレートに加え、ハイレベルな変化球を操れています。とくに印象的なのは、右腕が遅れて出てくること。打者はタイミングがとりづらいでしょうし、強く振れているのでボールも走ります。さらに右腕が遅れて出てくることで、チェンジアップの抜けがいいのもポイントです。あとは手首をしっかりと立てて投げられるようになれば、より球質が向上するでしょう。僕がスカウトなら3位くらいで指名したいです。体さえできれば、早い段階でリリーフとして一軍戦力になれそうですね。

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