球団グッズの最新トレンドは「受注生産」と「おしゃれコラボ」である

  • 長谷川晶一(12球団ファンクラブ評論家Ⓡ)●文 text by Shoichi Hasegawa

12球団ファンクラブ評論家 応援グッズ探訪(5)

 12球団グッズ比較連載、最終回は「セ・リーグ編」の続き。今回は、中日、横浜DeNA、東京ヤクルトの3球団を比較してみよう。これまで見てきた、女性向けアイテム急増、コラボアイテムの充実に加えて、試合で活躍した選手の記念グッズをすぐに販売する受注生産方式の浸透など、グッズ界の新たなトレンドが誕生しつつあることがよくわかるはず。

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《中日ドラゴンズ》
 これは中日だけに限ったことではないのだけれど、各球団、少しずつ「機を見るに敏(びん)」の姿勢が徹底されつつある。中日の場合、4月21日にプロ初出場、初スタメン、初安打、初ホームランと、初物づくしを記録したプロ2年目の桂依央利捕手の記念グッズとして、4日後の25日には初ホームランスポーツタオル(3000円)を緊急発売された。

緊急発売された桂依央利捕手のホームランスポーツタオル緊急発売された桂依央利捕手のホームランスポーツタオル

 今季は4月3日、そして5日のサヨナラ勝ちなどでもタオルを販売している。ちょっと乱発し過ぎの感はあるものの、受注生産のため在庫を抱えるリスクもない。ビジネスチャンスを逃すまいという姿勢は評価したい。

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