解説者7人が順位予想。巨人、ソフトバンクの独走を止めるのは?

  • 中島大輔●文 text by Nakajima Daisuke
  • 益田佑一●写真 photo by Masuda Yuichi

 いよいよ明日、3月28日、2014年のプロ野球が開幕する。大型補強を行なったチーム、黄金ルーキー、大物外国人を獲得したチーム......はたしてペナントレースを制するのはどこなのか。7人の解説者に順位予想してもらった。

昨年は楽天の日本一で幕を閉じたプロ野球。今季、最後に笑うのはどのチームか?昨年は楽天の日本一で幕を閉じたプロ野球。今季、最後に笑うのはどのチームか?
 
◎山崎武司(元中日、オリックス、楽天)

セ・リーグ
1位:巨人
2位:中日
3位:広島
4位:阪神
5位:DeNA
6位:ヤクルト

パ・リーグ
1位:ソフトバンク
2位:楽天
3位:ロッテ
4位:オリックス
5位:西武
6位:日本ハム

「戦力的に見て、巨人の優勝は揺るぎません。今年もペナントレースを独走すると思います。巨人を優勝候補から外す評論家は、ウソつきですよ(笑)。2位以下の実力は伯仲していますが、過去10年間に優勝争いを繰り返した経験値を買い、中日が2位。選手兼任の谷繁元信監督は大変だと思いますが、キャッチャーとして自分でピッチャーのボールを受けて、起用に生かせるのは大きいですよ。それがプラスに出てくれればと期待しています。広島は投打のバランスがよくなってきた。特に、新人の大瀬良大地が10勝くらいすると面白い。阪神は能見篤史、メッセンジャー、藤浪晋太郎に続く先発投手が見当たりません。一方、パ・リーグはソフトバンクが優勝候補。でも巨人と違い、ぶっちぎれるほどの実力ではないと思います。確かにいい素材が多いけど、攝津正以外に計算できる先発ピッチャーがいません。ロッテは決定力に欠けますが、伊東勤監督になってチームが締まったように見えます。西武は中村剛也が本調子で開幕を迎えられないのが不安材料。どのチームも万全の状態ではないので、混戦になると思います」

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