オークスの行方がついに見えた!
「3歳牝馬ランキング」最終版を発表

  • text by Sportiva
  • photo by Murata Toshiyuki

 2位はリスグラシュー。チューリップ賞で3着に敗れて一度は評価を落としたものの、桜花賞2着となって再浮上した。

土屋真光氏(フリーライター)
「前哨戦のチューリップ賞で、直線で伸びを欠いたレースぶりから、3歳になっての成長度に疑問を持って評価を下げましたが、今思えば、あのときは完全なトライアル仕様の競馬でした。桜花賞では他の有力馬が伸びあぐねた馬場で、同馬だけは一旦止まりかけながら、再度伸びてきてしっかりと自身の能力を発揮。この点は、どの馬にとっても未知の距離となるオークスでも大きな武器となるはずです。また、ハーツクライ産駒という点では、桜花賞3着からオークスを制したヌーヴォレコルトと同じ。東京コースもアルテミスS(2016年10月29日/東京・芝1600m)で勝利を飾っており、問題ないでしょう」

木南氏
「昨年のアルテミスSで初めて見たとき、小柄ながら、ものすごいバネがある馬だと思いました。桜花賞で2着という結果を残せたのは、休み明けのチューリップ賞から本番にかけて、矢作芳人厩舎がうまく仕上げたからでしょう。血統的には距離が短いほうがいいのかなと思っていましたが、桜花賞で見せたあの脚が使えるなら、オークス馬にかなり近い存在だと思います」

本誌競馬班
「桜花賞では、直線で一度馬群に沈みかけながら盛り返してきました。その底力に魅力を感じます」

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