2016.12.12

【自転車】片山右京が語るTeamUKYOの今。
「山にたとえるなら三~四合目」

  • 西村章●構成・文 text by Nishimura Akira
  • 高木秀彰●撮影 photo by Takagi Hideaki

 そして、五合目よりもさらに高みを目指す中長期的活動の展望に関しては、冗談交じりにこんなふうにも話す。

「僕たちを応援してくれているゼンリン特別顧問の林(秀美)さんに先日お会いしたとき、10年前に僕が自転車を漕ぎはじめたころに『自転車チームをやったってスポンサー獲得は難しいだろう』と渋い顔をしていたことを茶化したら、『右京も少しは見る目があったな』とか言ってたけど(笑)。僕たちが今後ステップを進めていっても、結局やってることはいつも同じで、今と何も変わってないと思うんですよ。

 たとえば、5年後や10年後に誰かが『そういえばティンコフ(ロシアのプロツアーチーム。2016シーズンかぎりで撤退)なんていうチームが昔あったよね』と話をするときに、『TeamUKYOも最近ではちょっと強くなってきて、春のクラシックでも日本人の誰々兄弟ががんばってるけど、あいかわらずあのチームもお金がなくて苦労してるみたいだよね』くらいの噂をされる程度の場所には、絶対にいると思うんです。

 じゃあ、そのころに僕が何をしているのかというと、あいかわわらず今と同じようにレースの解説をしたり、スポンサーを回って協力をお願いしながら活動資金を捻出しているんじゃないかという、そんな気がするんですよね。