【自転車】TeamUKYO、結成5年で2年連続チーム総合優勝の軌跡 (2ページ目)

  • 西村章●構成・文 text by Nishimura Akira
  • 高木秀彰●撮影 photo by Takagi Hideaki

 翌週は、土日連続してJプロツアー第20戦と第21戦の「南魚沼ロード」が開催された。前週の輪島ロードレースと同一メンバーで臨んだDay-1の第20戦は、グアルディオラが3位、畑中が8位に入った。

 翌日のDay-2では、TeamUKYO勢がレース終盤の駆け引きを巧みにコントロールし、ゴール直前のスプリントバトルをプラデスが制して優勝を飾った。また、グアルディオラ4位、プジョル5位、畑中6位、アベラストゥリ9位と、続々と上位フィニッシュを果たしたことによりポイントを大量に獲得し、Jプロツアーのチームタイトルに王手をかけた。

 そして、10月22日と23日に、日本国内で開催されるレースとして唯一UCI最高クラスの「H.C.(超級)」にランクされている「ジャパンカップロードレース」が開催された。

 土曜は宇都宮駅前の周回コースを走るクリテリウム、日曜が森林公園のロードレース、という例年どおりのスケジュールで、ワールドツアーチームからは、トレック・セガフレード(アメリカ)、BMC・レーシングチーム(アメリカ)、キャノンデール・ドラパック(アメリカ)、ランプレ・メリダ(イタリア)、オリカ・バイクエクスチェンジ(オーストラリア)、チーム・スカイ(イギリス)といった錚々たる顔ぶれが並ぶなか、TeamUKYOからは、畑中、住吉、プジョル、プラデス、アベラストゥリ(クリテリウムのみ)、アラケ(ロードレースのみ)という陣容で2日間のレースに挑んだ。

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