【自転車】ジャパンカップでTeamUKYOがカンチェラーラに挑む! (2ページ目)

  • 西村章●構成・文 text by Nishimura Akira
  • photo by AFLO

 特に今年の大きな注目は、土曜のクリテリウムレースに参戦するトレック・セガフレードのファビアン・カンチェラーラ(スイス)だ。35歳のカンチェラーラは、これをもって引退レースとすることをすでに公言しているだけに、世界中から大きな注目を集めることは必至だ。昨年のクリテリウムでは別府史之(トレック・セガフレード)が優勝し、会場を埋めた日本のファンをおおいに喜ばせた。

 日曜のロードレースでは、2015年=バウク・モレマ(オランダ)、2014年=ネイサン・ハース(オーストラリア)、2013年=ジャック・バウアー(ニュージーランド)、2012年=イヴァン・バッソ(イタリア)と、名だたる顔ぶれが優勝者に名を連ねており、これを見るだけでもジャパンカップのレベルの高さは容易に推し測ることができる。

 TeamUKYOは、昨年のレースで畑中勇介が新城幸也(あらしろ・ゆきや)に次ぐ日本人2番手フィニッシュで10位に入っている。今年はそれ以上の結果を目指したい、とチーム代表の片山右京は強い意気込みを見せている。

「ワールドツアーチームから参戦する有名選手たちの胸を借りて走るのが精一杯のところで、普通は無理でしょ、と思われるかもしれないけど、ツアー・オブ・ジャパン(TOJ)だって絶対に勝てないと思われていたところから優勝を勝ち取ることができました。だから、どこまで勝負できるかは別としても、走る以上は当然、狙っていきます」

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