【自転車】TeamUKYOの次なる目標は「ジャパンカップ表彰台」 (2ページ目)

  • 西村章●構成・文 text by Nishimura Akira
  • 高木秀彰●撮影 photo by Takagi Hideaki

 この結果により、TeamUKYOはふたたびチーム総合首位の座に返り咲いた。また、UCIアジアツアーでのTeamUKYOランキングは、7月中旬段階で4番手。6月のツアー・オブ・ジャパン(TOJ)とツール・ド・熊野というふたつのUCIレース連覇が効いて、この位置を確保できている形だ。

「特に、6月のTOJ総合優勝は、チーム結成以来僕たちの大きな目標のひとつでした」

 チーム代表の片山右京は、レースから1ヶ月ほどの時期を経て、このレースの総合優勝を噛みしめるようにふたたび振り返る。

「チーム結成初年度は参戦できなかったし、やっと次の年に参加できたと思ったら書類の不備で出られない選手がいたりと、未熟な僕たちが成長を続けながら、試行錯誤を繰り返して長期的な視野で挑戦を続けてきたレースなので、そう簡単に優勝できないと思っていました。今回の優勝で今の自分たちが抱える課題も反面では明らかになったのですが、いずれにせよこの目標を達成してしまうと、次の目標を謳(うた)って、そこに向けて早く物事を進めて行かなければならないわけじゃないですか」

 その"次の目標"は、ジャパンカップの表彰台、だと片山は言う。

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