【自転車】TeamUKYO、大レースを2連勝でアジアランクの上位に (4ページ目)

  • 西村章●構成・文 text by Nishimura Akira  高木秀彰●撮影 photo by Takagi Hideaki

 また、ツアー・オブ・ジャパンと平行する形で、6月5日から12日まで行なわれた韓国のツール・ド・コリアにも参戦をした。こちらもUCI格式は、[2.1]のステージレースだ。このコリア参戦組は、畑中勇介、平井栄一、住吉宏太、ロドリゴ・アラケの4名に、ツアー・オブ・ジャパンを途中まで走っていたアベラストゥリがエースとして加わるという布陣を構えた。このレースでアベラストゥリは、リーダージャージを3日間にわたってキープし、全日程を終えて総合12位でフィニッシュした。

 アベラストゥリはJプロツアーの個人部門で首位につけているが、彼が渡韓中の12日にはJプロツアー第7戦の奈良クリテリウムが開催された。このレースに参戦したプジョルやプラデス、グアルディオラが健闘して上位でゴールした結果、アベラストゥリはレース不在ながら個人総合首位の座を守り、チームも団体総合首位を維持している。

 そして、16日から19日はUCIカテゴリー[2.2]ツール・ド・熊野が開催された。参戦メンバーは、プジョル、プラデス、グアルディオラ、住吉、アベラストゥリ、中井路雅の6名。世界遺産の熊野古道を舞台に繰り広げられたこのレースでは、計4日の激戦を経てプジョルが総合優勝を達成。TeamUKYOは、これで国内UCIレース2連勝を達成したことになる。

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