【自転車】2016年のTeamUKYOは、アジアでトップ3を目指す (3ページ目)

  • 西村章●構成・文 text by Nishimura Akira  高木秀彰●写真 photo by Takagi Hideaki

「簡単じゃないことはわかっているけれども、国内のJプロツアーを連覇して、アジアでも欲をいえばランキング3位以内に入りたい、という思いはあります。ただ、客観的に見れば、イラン勢やニュージーランドなどコンチネンタル勢のなかにも強豪チームは多いし、プロコンチネンタルチームもそこに加わってくることを考えると、トップテンに入れればまずはよしとすべきかな、とも思います。我々はまだプロコンチネンタルではないので、出られるレースは限られているし、選手層もまだ薄いですから。そういう意味では、今年の僕たちはボトム(底)といっていいかもしれません」

 何によらずレースというものは競う相手があって成立するものである以上、途中の展開は自分たちの思いどおりに必ずしも運ぶわけではなく、レースリザルトもまた、そのときどきの相対的な力関係の結果として表れる。今年の宇都宮クリテリウムにTeamUKYOは畑中、平井、住吉、今井、プジョル、そして新加入のジョン・アベラストゥリとロドリゴ・アラケの計7名で臨んだが、最高位はアベラストゥリの5位、チーム成績でも4位という不本意な結果に終わった。

「今年は昨年より攻撃されるのはわかっているので、選手はもっと注意をして積極的にレースをしないと結果が出ないと思います。これから厳しいレースが続くので、今一度、皆で気を引き締めてレースに臨んでほしいです」

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