【自転車】2016年のTeamUKYOは、アジアでトップ3を目指す (2ページ目)

  • 西村章●構成・文 text by Nishimura Akira  高木秀彰●写真 photo by Takagi Hideaki

レースは最終日・第5ステージの結果次第で決定する緊迫した展開となり、この第5ステージを制したアヴァンティのロビー・ハッカーが総合優勝。TeamUKYOはプラデスが個人総合8位でUCIポイント30ポイントを獲得。総合20位のグアルディオラも3ポイントを加算した。チーム成績でも総合5位に入り、アジアのなかでしっかりと存在感を発揮するレースだったといえるだろう。

 海外2連戦をまずまずの内容で終えて帰国したTeamUKYOの面々は、数日間の調整を経て北関東の宇都宮へ移動。3月20日に行なわれるJプロツアー開幕戦「宇都宮クリテリウム」に臨んだ。このレースを皮切りに、初夏までの間は国内シリーズ戦「Jプロツアー」を主戦場として戦うことになる。

 今年のJプロツアーは、全14開催地で計22レースが行なわれる。その端緒を切るレースとして「自転車都市・宇都宮」で行なわれるクリテリウムは、今ではすっかり定着した感がある。昨年の開幕戦ではTeamUKYOの窪木一茂(現NIPPO・ヴィーニファンティーニ)が優勝を飾り、シーズン連覇に向けて開幕から好ダッシュを決めた。

 今年のTeamUKYOが目指すのはもちろん、Jプロツアーの連覇だ。そして、究極的には世界へ戦いの舞台を進めることを目標にしている以上、アジアツアーのレースでもしっかりと高い存在感を発揮したいと、チーム代表の片山右京は話す。

2 / 4

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る