2015.11.10

【自転車】TeamUKYOがJプロツアー個人&団体で「2冠」達成

  • 西村章●構成・文・写真 text & photo by Nishimura Akira

 キャプテンの土井がレース序盤から積極的に集団を牽引してライバル勢の脚を着実に削り、最後は畑中や窪木がスプリント力を発揮して勝負を制する、という展開が今年は何回も見られた。

「選手個々の力が強いから、特に戦略は必要なかった」と、レース後に土井はよく話していたが、これはなにも、選手たちが個々の能力で力押しにライバル勢を凌いだ、という意味ではなく、阿吽(あうん)の呼吸でレース展開を察して、「今、この状況のなかで、自分は何をしなければならないか」と瞬時の判断で動ける選手が揃っていた、という意味だろう。

 だが、そんな彼らでも、今年は日本開催のUCIレースでは1ステージも勝利を挙げることはできなかった。TeamUKYOが再来年にプロコンチネンタル化を目指すのであれば、来年はこの課題をクリアすることが必須条件のひとつになる。そして、そのことを誰よりも痛感しているのは、チーム代表の片山右京と、実際にレースを戦う選手たちであるだろう。

(次回に続く)

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