【自転車】シーズン後半戦。TeamUKYOは世界に存在感を示せるか (4ページ目)

  • 西村章●構成・文 text by Nishimura Akira  photo by AFLO

 最終日は窪木7位、グアルディオラが8位でゴールし、3日間の総合成績ではグアルディオラが3位表彰台を獲得した。

 9月後半以降も、レースは毎週のように開催されていく。9月27日には群馬サイクルスポーツセンターで、「輪翔旗」こと経済産業大臣旗を賭けたJプロツアー第19戦・JBCFロードチャンピオンシップが開催される。また、10月に入ると、日本で唯一の超級レースで国内最高峰に位置づけられるジャパンカップや、ツール・ド・フランスのオーガナイザー「A.C.O.」が運営するツール・ド・フランス埼玉クリテリウムなど、大きなイベントが毎週のように開催される。

 そこでしっかりと高いパフォーマンスを披露して、世界に向けて存在感を示しておくことは、今後のTeamUKYOの活動にとって非常に重要だといえるだろう。

(次回に続く)

プロフィール

  • 片山右京

    片山右京 (かたやま・うきょう)

    1963年5月29日生まれ、神奈川県相模原市出身。1983年にFJ1600シリーズでレースデビューを果たし、1985年には全日本F3にステップアップ。1991年に全日本F3000シリーズチャンピオンとなる。その実績が認められて1992年、ラルースチームから日本人3人目のF1レギュラードライバーとして参戦。1993年にはティレルに移籍し、1994年の開幕戦ブラジルGPで5位に入賞して初ポイントを獲得。F1では1997年まで活動し、その後、ル・マン24時間耐久レースなどに参戦。一方、登山は幼いころから勤しんでおり、F1引退後はライフワークとして活動。キリマンジャロなど世界の名だたる山を登頂している。自転車はロードレースの選手として参加し始め、現在は自身の運営する「TeamUKYO」でチーム監督を務めている。

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