【自転車】シーズン後半戦。TeamUKYOは世界に存在感を示せるか (3ページ目)

  • 西村章●構成・文 text by Nishimura Akira  photo by AFLO

 渡良瀬遊水池の規定コースを3周するこのレースは、増田成幸選手(宇都宮ブリッツェン)が優勝し、2014年全日本王者の佐野淳哉選手(那須ブラーゼン)が2位。TeamUKYO勢は、プジョルが3位で、畑中が7位、ウルタスン、グアルディオラ、窪木がそれぞれ9位、10位、11位という結果だった。

 チームは大量得点で年間ランキングトップの座をさらに固め、畑中は6月以来のルビーレッドジャージを守ったが、このレースで優勝した増田選手が個人ランキング2位につけて畑中まで約700ポイント差と、油断できないところまで迫っている。

 翌週は11日(金)から13日(日)まで、UCIレースツール・ド・北海道が開催された。1987年以来、連綿と続くこの大会は、国際自転車競技連合(UCI)が定めるグレードで2クラスに分類されるステージレースだ。土井、窪木、平井、グアルディオラ、ウルタスンという陣容のTeamUKYOは、窪木をエースとしてこのレースに臨んだ。

 初日のステージではその窪木が4位でゴールし、まずまずのスタートとなったが、2日目のフィニッシュ直前でミスコースをした選手を窪木が追走してしまい、痛恨の遅れを喫してしまう。そこで、グアルディオラを急遽中心に据える体制を組み、土井たちが懸命にアシストとして動く。その結果、グアルディオラは2位。土井は9位、ウルタスン24位で終えた。アシストに徹した平井とレースに復帰した窪木も、それぞれゴールを果たした。

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