2015.07.28

【自転車】前半戦総括。片山右京が語る「TeamUKYOの成熟度」

  • 西村章●構成・文・写真 text & photo by Nishimura Akira

 TeamUKYOが全体として分厚い戦力を存分に発揮した――という意味では重要な一戦で、この勝利によって勢いを引き戻した彼らは、広島で開催された第11戦・西日本ロードクラシック(第10戦の広島タイムトライアルは悪天候のため中止)での畑中の優勝と、第12戦・石川サイクルロードレースでのプジョル優勝という強さにつながっていく。

 そして、第13戦の湾岸クリテリウムは冒頭に述べたとおりの結果で、2015年前半の12レースを終えてTeamUKYOは6勝、勝率にして5割でシーズンを折り返した。

 2012年のチーム始動以来、今シーズンの彼らはおそらく最強といっていい状態にある。一度は危うくなりかけたかにも見えたチーム力が、再び強さを増し始めた今の状況について、チーム監督の片山右京は、「チーム内で良い化学変化が作用したからかもしれない」と考えている。

「プロフェッショナルのチームは、全員の個性がバラバラでもしっかり機能していなければならない。そういう意味での層の厚さを、僕たちも少しは作れるようになってきたのかもしれません」

 しかし、同時にこうも言う。

「でも、これはチームが成熟して本当に強くなるための、まだ最初の二段階や三段階目くらいだと思うんです」

(次回に続く)

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