【新車のツボ165】マツダCX‐30。異次元の一体感をビンビンに味わえる (2ページ目)

  • 佐野弘宗●取材・文・写真

 というわけで、今回のツボなグルマは、スカイアクティブXではなく、普通の2.0リッターを搭載したCX-30である。

 CX-30(とマツダ3)は、賛否両論うずまくスカイアクティブX以外の部分も、基本骨格からすべて完全刷新されているのも大きなツボだ。初代CX-5(第71回参照)以降のマツダ車をスカイアクティブ第一世代とすれば、CX-30(とマツダ3)は"第二世代"にあたり、これに使われている技術は今後出てくるマツダに広く展開される。

 CX-30とマツダ3は、同じ3にまつわる車名から想像できるように、ほぼ同時並行で開発された兄弟車だ。マツダ3(従来の日本名はアクセラ)はこれまでマツダ世界販売の約3割を占めてきた超大黒柱だが、昨今のクロスオーバーSUV人気を考えると「これからはCX-30のほうが主力になるのでは?」とも思ってしまう。当のマツダもそうなる可能性が高いと想定している。

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