2020.01.12

【新車のツボ162】ボルボXC40。小粒でもピリリとイケてるSUV

  • 佐野弘宗●取材・文・写真 text & photo by Sano Hiromune

 そんなボルボで、XC40はもっとも手ごろな商品だ。これまではV40(第128回参照)が最小・最安価のボルボだったが、2019年をもって生産終了。正真正銘のエントリーボルボとなるXC40は、ボルボのクルマづくりの妙味を凝縮したようなクルマである。

 そもそも現在のボルボには車名でいうと大きく"40"、"60"、"90"の3クラスしかなく、さらにクルマのカタチもSUVの"XC"、ステーションワゴンの"V"、そしてセダンの"S"しかない。今回のXC40とはその名のとおり「最小となる40クラスのSUV」ということになるが、前記のとおり40クラスのボルボも、今はXC40のみ。高級車にはステーションワゴンやセダンは欠かせないが、といって、それらはコンパクトクラスでは確実に下火。ボルボは「売れない商品はつくらない」のだ。

 また、ボルボはその大中小3つのクラスを大小2つの土台設計でカバーしており、エンジンにいたっては全クラスで共用している。