2018.04.17

【新車のツボ145】トヨタ・ハイラックス、
これが本当のトヨタ世界基準!

  • 佐野弘宗●取材・文・写真 text&photo by Sano Hiromune

 よって、このハイラックスも、ディーゼルエンジン+6速オートマ+自動ブレーキ付き......という「最新ハイラックスの世界基準」そのままで日本でも乗れるのが嬉しい。こんなことはクルマの法規が世界各国でバラバラだった昔からは考えられないことである。

 また、内外装の質感や装備にもなんら不足はない。後席も見た目は狭そうだが、実際にはプリウスに大差ない広さがあって、よじのぼるようなシートの高さ以外、今どきの5人乗りSUVのツボはすべて備えている。

 ただ、あくまでトラックなので空荷だとリアタイヤがガタピシ跳ねがちなクセはあるものの、スピードが上がると不思議と落ち着くのがマニアなツボ。基本的に4本のタイヤが幅広く踏ん張っているので、絶対的な安定性はすごく高い。さすがは「どんなにコキ使われても絶対にヘコたれない」と世界中から信頼されているクルマだけのことはある。

 それにしても、このハイラックスに加えて、前記のランドクルーザー各車......と、トヨタはいつの間にかマニア垂涎の本物のオフロード車が日本でも選び放題になっている。じつをいうと、この種のピックアップについては、今も日産や三菱、いすゞなども海外で生産しており、それなりの人気を博している。しかし、それを日本で売ってくれているのはトヨタだけである。