宮司愛海アナに鈴木唯アナが次々質問「アナウンス技術の話は聞かないの?」 (2ページ目)

  • 佐野隆●写真 photo by Sano Takashi

鈴木 何でそんなに読み取れるんですか?

宮司 育った環境なのかな。小さい頃から周りの人の顔色を見て、「どういうことを考えているんだろう」って。

鈴木 そんな小さい頃から周りの人の顔色を気にしていたんですか?

宮司 (せっかく質問してくれるなら)アナウンス技術についてとか聞いてくれないの(笑)? ...何でだろうね。小学生ぐらいから、大人と話すことが好きで、大人がどういうふうに思っているとか、どういうことをしたら喜んでくれるかとか、そういうことを考えていた気がする。

鈴木 私は宮司さんの8分の1でいいので、そのしっかりした感じが欲しいです。さっき、宮司さんは私のインタビューのことをほめてくれましたけど、宮司さんが選手に話を聞くと、言葉選びも上手ですし、勉強してきた知識プラス、聞き方が上手だから、「この人は自分に興味を持って取材しにきてくれたんだな」という感じがちゃんと伝わっていると思うんです。私がもし取材相手だったらそういう印象を受けます。

宮司 私は、頭が固くて、言葉を難しくしがちなので、それは自分の課題だと思っているんだけど。改めてそういうことを言われると、人によって見え方が違って、自分が短所だと思っているところが人から見たら長所かもしれないし。こういうことを話す機会ってあまりないよね。だから、今度は私から聞きたいんだけど、唯ちゃんは、『めざましテレビ』、『S-PARK』、『Live News α』のスポーツコーナーもそうだけど、多岐にわたって仕事をしているのが大変だなと思う時はないの?

鈴木 以前はそれ以外の番組も担当していたので、正直、全てに100パーセントで臨めないという葛藤はありました。でも今は、スポーツ&エンタメという2つに絞られたので。両方ともすごく好きですし、スケジュールを調整してそれぞれの取材に行く機会も増えて、充実しています。

宮司 それは私もわかる部分がある。スポーツの中でも、フジテレビが中継放送をしている、柔道、バレー、フィギュアなどの多くをMCとして担当させてもらっていて。1回の中継に対する準備、持っているべき知識が、自分が求めている理想のレベルとどうしてもギャップができてしまうんだよね。中途半端になってしまう感じで、自分はここまでやりたいのに、物理的にできなくて悔しい、というジレンマがあったりして。でも、それをうまくマネジメントしてやりくりすることが、自分をより成長させることにつながるんだろうなって思っている。唯ちゃんは、いろんなジャンルを担当していて、すごく大変だなと思っていたけど、さっき話したように番組のスパイスになっているというのは『めざまし』エンタメ・ロケ現場でのノウハウとかが『S-PARK』でも生きているのだと思う。

鈴木 両方頑張ります!

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