2020.06.19

上村アナが直撃。川崎の田中碧は研究されても凌駕する選手になる!

  • photo by Yamamoto Raita

 そうした目標を目指すなかで参考にしているプレーヤーとして挙げたのは、バルセロナのフレンキー・デ・ヨング選手。同じミッドフィルダーで、ボールを中盤から前へ運ぶ力があり、攻守で存在感を発揮しているところが「自分の理想とする選手像と重なる」とのこと。

 インタビューで意外だったことは、田中選手が「ミドルシュートはどちらかと言えば苦手」と言っていたことです。昨年10月に行なわれたU-22ブラジル代表とU-22日本代表の親善試合で、見事に決めたミドルシュートがとても印象に残っていて、てっきり得意なプレーなのだと思っていました。田中選手自身は、今後はボランチエリアからペナルティエリアに飛び出してゴールに絡んでいくプレーも見てほしいと、プレーの幅を広げることを目指していました。

 フロンターレでのプレーはもちろん、五輪世代としての活躍も楽しみです。残念ながら今年のU-23アジア選手権で日本はグループリーグ敗退。田中選手は「主導権が握れるはずの試合で負けたのは完全な力不足」と悔しさをにじませていましたが、それでも「自分たちが強くないことをこの段階で認識できたので、残りの時間で一人ひとりが、またチームが課題を克服していけば優勝は狙える」と前を向いていました。

 五輪に向けては、「自国開催ということもあり、やるからにはメダルを獲りたいです。でも、そこがゴールではない」と冷静に話し、さらにその先を見据えています。

 将来的には、欧州チャンピオンズリーグで活躍できる選手を目指しているという田中選手。サッカー以外の話題では、髪がサラサラなので「ワックスとかつけないんですか?」と聞いたところ、「実は...ワックスをつけたことなくて、付け方がわからないんですよ。谷口(彰悟)さんに聞こうかな」と照れながら話す姿は、控えめな今どきの男子でした。