控えめだった清武選手の意識に変化。「日本代表のキャプテンになりたい」 (2ページ目)

UAE戦で先発出場した清武弘嗣 photo by Getty ImagesUAE戦で先発出場した清武弘嗣 photo by Getty Images 清武選手のお父さんは、ご自身が地元大分の小学校時代に所属していたサッカーチームの監督でもあり、「お風呂に入っているときも1時間くらいずっとサッカーのことを話していました」というエピソードがあるほど。

 そんなお父さんの熱血指導もあって、早くから才能を開花させた清武選手が、今でも忘れられない試合があるといいます。

 小学6年生で出場した全日本少年サッカー大会の準々決勝で、清武選手は審判に暴言を吐いて退場処分を受けてしまいます。そのとき、監督であるお父さんが漏らした「お前にサッカーをさせないほうがよかった......」という言葉を聞いた清武選手は自分のやったことを猛省。そのとき受けたショックは、今でも鮮明に記憶に残っているそうです。

 そうした苦い経験を経て、心身ともに成長していった清武選手は、各世代の代表として活躍します。2011年8月にはA代表に初招集され、アジアのライバル韓国相手に、いきなりの2アシスト。鮮烈デビューの感想を聞かれると、「(日本代表のチームメイト)みんながかわいがってくれて優しいです。(初アシストのゴールを決めた)本田(圭佑)選手に頭をくしゃくしゃにされて嬉しかった」と目を輝かせていました。

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