長友佑都選手が語る「食」のこだわり。食べることもアスリートの仕事です (2ページ目)

 長友選手が今、注力していることのひとつが「食事」です。昨年2月に右太ももを痛めた長友選手は長期離脱で試合に出られず、復帰後もロベルト・マンチーニ監督のもとで構想外に。ベンチ入りしても試合に出場できない日々が続いていました。

 そんな苦しい状況で、長友選手が改善しようと考えたのは食事でした。アスリートにとって食事の質も重要と考え、いろいろな人に話を聞き、食関連の本を読み、どんな食事がいいのかを研究して試していったそうです。

日本代表チームの合宿で汗を流す長友佑都(写真左)photo by Getty Images日本代表チームの合宿で汗を流す長友佑都(写真左)photo by Getty Images そんなとき、「グルテンフリー」(※)を導入して成績をアップさせ、テニスの世界ランキング1位に君臨しているノバク・ジョコビッチ選手の食事に関する書籍に出会い、その食事スタイルを参考にして、今年1月から実践し始めたのです。 
※グルテンを摂取しない食事。グルテン(gluten)は、小麦などの麦類に含まれているタンパク質の一種。

 長友選手が所属するクラブは、イタリアのミラノにあるインテル。イタリアといえばパスタが美味しい国ですが、グルテンフリーの食事は小麦粉を摂取しないため、小麦粉のパスタはNGです。「たまには食べたくならないですか?」と聞いたところ、小麦粉のパスタは一切食べないようにしていて、小麦粉を使っていないグルテンフリーのパスタを食べているとのことでした。もちろん、自宅で食べるときも食事にこだわり、お姉さんに作ってもらった野菜とタンパク質がメインの食事になっているそうです。

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