2014.11.01

全日本大学駅伝直前。駒澤大の4連覇を阻むのはどこか?

 11月2日に愛知県の熱田神宮から三重県の伊勢神宮まで、8区間106・8kmで競われる全日本大学駅伝対校選手権大会。テレビ朝日では、朝7時から中継をします。私は昨年同様、監督バスに同乗してリポートを担当する予定です。

photo by Yamamoto Raita 昨年印象的だったのは、バスに乗っている監督の皆さんが、選手と一緒に戦っている姿でした。上位を走っている時はきびきびと電話で指示を出し、順位が下がってくると座ったまま黙り込んでしまったり、下位になると後方を走るバスに乗り換えたりと、選手たちと同じようなドラマが車内で繰り広げられているのです。

 そんな中、ひときわ目立っていたのが、駒澤大の大八木弘明監督でした。バスが止まって選手に声をかけるポイントでも一番大きな声を出し、バスが選手を追い越す時は窓越しに大声で指示を出す。スタートする直前の選手に電話で指示を出す大きな声は、もはや名物になっていて、他校の監督の皆さんもその声を聞くと笑顔でした。

 そんな大八木監督が率いる駒大は、今年4連覇を狙っている優勝候補筆頭。エースの村山謙太選手は昨年、重要区間の4区で区間新を出しました。駒大を追う各チームの監督は「あの時の村山選手の走りは実業団選手でも敵わないほど」と高く評価するとともに警戒をしています。駒大はその村山選手が今年さらに成長し、ケガから復帰したもうひとりのエース、中村匠吾選手もエントリーしているので、万全の態勢です。

 今回勝てば日体大と並んでいる史上最多優勝記録を更新することになる駒大。1強状態の前年王者をどこが止めるのかが最大の見どころです。

 そして、打倒・駒大の一番手は、今年1月の箱根駅伝優勝校の東洋大です。昨年、監督バスの中で印象的だったのは、その東洋大の酒井俊幸監督の姿でした。もの静かでバスの中であまり話はしないのですが、選手に電話をしている言葉から、内に秘めている熱さが伝わってきました。

 09年に32歳の若さで東洋大の監督になった酒井監督ですが、これまでの実績は十分。就任後5年間の3大駅伝では、出雲で1回、箱根で3回の優勝を飾り、2位が8回。しかも5位以下はなく、2位以内に入る確率は80%という実績を残しているのです。