2014.06.06

長谷部選手と内田選手、知られざるリハビリの日々

 そんな長谷部選手も、痛みがとれないうちは「本当にまたサッカーができるのだろうか」と不安だったといいます。そのため、W杯のメンバー発表で自分の名前が呼ばれた時は「ホッとした」と本音を明かしてくれました。

photo by Yamamoto Raita 内田選手も、何回かドイツまで様子を見に来てくれたザッケローニ監督に「最終的には直前までに間に合えばいい」と言われていたそうですが、メンバー入りできた時はやはり「ホッとした」と心境を語ってくれました。

 JISSでのリハビリについては、「苦しいものではあったけど、すごく楽しくもあった」と明るく話してくれた内田選手。一緒にリハビリをしていた新体操やバドミントン、柔道の選手たちと話をしたり、リハビリに取り組む姿を見ることで、「自分も頑張らなければ」と刺激になったといいます。

 ときには、リハビリが終わった後に体育館へ練習に行くバドミントンの選手についていき、サーブの練習のシャトルを拾う役を買って出たこともあったそうです。

 内田選手は「みんなと仲良くなってラインのグループを作って、そのグループに入っていた長谷部さんに『いくらなんでもやり過ぎ』と注意されるほど(笑)、1日に何回もやりとりをしていた」と笑顔で話してくれました。

 内田選手はリハビリ期間中、長谷部選手を「外に食事に行きましょう!」と何度も誘っていました。しかし、長谷部選手は「自分は今回、リハビリをするためにここに来ているから」と断り続け、なかなか実現しなかったそうです。

 そこで、内田選手はある時、長谷部選手を誘う前に、一緒にリハビリをしている他競技の選手たちに「長谷部さんが食事に連れて行ってくれるらしいよ」と声をかけて人を集めておき、それから長谷部選手を誘ったのです。すると、さすがの長谷部選手も「じゃあ……いいよ」とOKを出し、ついに一緒に外に食事に行くことに成功。