球児たちの夏!浦和学院・小島和哉選手と
桐光学園・松井裕樹選手、それぞれの思い

 ランナーを背負っても、牽制球を投げずにバッターとの勝負に集中して抑えきった小島選手は、勝利が決まった瞬間もポーカーフェイスでガッツポーズはなし。「まず地方大会で優勝。そして甲子園で優勝を狙う」という気持ちが伝わってきました。

 その試合後の取材では、「(桐光学園の)松井(裕樹)選手は憧れの存在」という小島選手に、桐光学園が神奈川県大会で敗退したことについて聞きました。小島選手は、7月1日の桐光学園との練習試合での「(7-0の)大敗で気合いが入った」と言い、「スライダーがすごかった」と松井選手のピッチングを絶賛していました。同時に、松井選手と甲子園で対戦できなくなったということもあるのか、「桐光学園が出てこないのは残念です……」と語っていました。

 また、浦和学院はチームのほとんどが3年生なので、「3年生のためにも勝ちたい」と小島選手は話していました。桐光学園の松井選手が去年2年生で活躍したように、今年2年生の小島選手も、松井選手のように注目を集めるのではないかと期待しています。

 春夏連覇を目指す浦和学院の1回戦の相手は、宮城の強豪・仙台育英(8/10 15:30~)。仙台育英にはプロも注目する打者の上林誠知選手がいます。上林選手を擁する仙台育英打線を相手に、小島投手がどう立ち向かうのか。ポーカーフェイスの小島選手が、甲子園のマウンドではどんな表情をするのか。いきなりの好カードですから、とても楽しみです。

 ほかにも興味深い対戦が続く夏の甲子園。8月22日の決勝まで、熱い試合が続きます。出場する選手のみなさんひとりひとりの心の動きに注目して、取材を続けたいと思います。
『熱闘甲子園』

8月8日から決勝戦まで連日生放送
ABC・テレビ朝日系列全国ネット
平日 午後11:10~ 土日 午後11:15~ ※時間変更の場合あり
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