ほのか、「餃子」の持ちにくさに苦戦。コース戦略もチンプンカンプン!?

  • 津金壱郎●取材・文 text by Tsugane Ichiro
  • 佐野隆●写真 photo by Sano Takashi

ほのか連載:『ハピ・スポ・タイム』第9回 ボルダリング編(9)

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 9回目を迎えた『ハピ・スポ・タイム』。今回も引き続き、村井隆一さんにインストラクションをしてもらいながら、ほのかさんがボルダリングに挑戦した。

だいぶボルダリングに慣れてきたほのかさんだいぶボルダリングに慣れてきたほのかさん

 前回までにマイ・クライミングシューズを手に入れ、第8回では以前に登れなかった6級課題へのリベンジも達成したほのかさん。今回はどんな技を教えてもらえるのかと楽しみにしていたら、村井コーチが告げたのが...。


「今回はボクの指導はなしでやっていきたいと思います」と非情な宣告。

 ほのかさんはすぐさま、「なにか、私、悪いことしました??」と訊ねる。

 村井コーチから明かされたのが、『登る』と双璧をなす『考える』というボルダリングの醍醐味に触れてもらいたいとのこと。

 ほのかさんはこれまで村井コーチから体の使い方やホールドの持ち方を習い、コースを登るときは「右足を上げて」「次は左手で取って」などのアドバイスを受けてきた。

 もちろん、これは初心者だからこそ。まずは登るという行為に慣れていくのを優先したためだ。でも、ほのかさんは、いまでは6級課題も登れるようになり、ここからは独力でコースを読み解く力も必要になってくるということ。

 説明を聞いてひと安心したほのかさんが、笑いながら不安を漏らす。

「私、お勉強そんなに得意じゃないんですけど...」

 村井コーチがコースを読み解くためのシミュレーションのポイントを教えてくれる。

 まずは手をどのような順番で動かしていくか。ボルダリングではスタートの体勢ではホールドを両手で持っているが、次のホールドを取るには、右手と左手のどちらの手を出すのがいいかを考える。

 たとえば1手目で右手を出したら、2手目は左手で取るか、もしくは1手目に左手も添えて2手目も右手で取るか。両手で持てない小さなホールドなら後者はムリがある。

 そういうことを考えながら、スタートからゴールまでの手順を考えていくそうだ。手順を考えながら、足もどこに置いたら動きやすいのかを覚えていく。

 そうやって頭の中で自分自身がどう動きながら登るかをイメージしながら、シミュレートするそうだ。

「.........はい」

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